ろくでもない人生を歩んでいると自分では思っている、という話は何度かしていると思う。してないかもしれない。
そのろくでもない人生のろくでもなさを思い出す曲というのがいくつかある。
染みついた思い出は時に重くのしかかり、その曲を聞くことさえ嫌になることがある。残念ながらいいことを思い出せる曲はない。
思い出に閉じ込められて — Diary over Finite Fields
https://blog.515hikaru.net/entry/2018/11/18/191133
この、聞くことさえ嫌になった曲をこの記事では呪われた曲と呼ぶことにしたい。呪ったのは僕なのでマッチポンプ感があるのだけどあまり気にしない。
そしてせっかくなので(何がだ?)、そうした呪われた曲たちを紹介しようと思う。どれも僕が普段あまり積極的に聴こうとは思わない曲だ。
Mr.Children
どうしても時期柄、Mr.Children が多い。まずは Candy。
大学 3 年生のときにため息つきながら聴いていた気がする。
他にもあるけど、もうひとつ選ぶならくるみかな。
くるみはどちらかというと高校時代のことを思い出す。いいことも思い出すのだけれど、嫌なこともついでに思い出す。
東京事変
代表曲でもなんでもないが、個人的にはスイートスポットがそれだ。
本当にいい曲なんだけど、聴くたびに心臓を鷲掴みにされるような心地がする。
サザンオールスターズ
真夏の果実。
まぁ、これには泣かされましたね。
CIVILIAN(Lyu:Lyu) メシア
なんと言えばいいんだろうね。メシアという曲は呪いの曲なのか解放の曲なのかよくわからない。
呪いを閉じ込めた一曲も、こうして聞いてみると懐かしいとさえ思える。
呪いという言葉を使いたくなるほどには、自分の人生の中でもトップクラスの出来事がそれぞれの曲に染み付いていて、それはある種の自分の人生の彩りでもある。暗い色をしているとは思うけれど、でもそれは確かに僕の糧になっている。
なんて、10年近く経ってやっと言えるようになった。